自然物産学とは

私たち一般社団法人 自然物産学[新しい農業を考えつくる会]は、物産学に着目して「新しい農業」をつくることを目的に発足いたしました。

物産学とは、薬草となる草木の研究から始まり、農作物や鉱物といった日本の資源を、広く実生活に応用するために生まれた日本独自の学問です。貝原益軒、平賀源内らが物産学に触れた書を残しており、江戸中期以降に研究が活性化、西洋の博物学に近いものとされています。物産学は、薬草となる草木の研究から始まり農作物、動植物、鉱物など、生活に役立つ自然を研究し、生活に応用してきました。私たちは、この物産学こそが研究と実践を一対にするものと考えています。

私たちは、こうした歴史的知見の中から、現在の農業へ新しい光を導き、さらに最新の消費者視点を加えながら、「今、日本の農業にとって何が必要か」を考え、幅広く活動することで「新しい農業」をつくり出したいと考えています。